ワシントンDC郊外で、ワインはいかが (旅の寄り道)

ワイナリーと赤ワイン 旅の寄り道
DC郊外のワイナリーでテイスティングはいかがでしょう - Pexels

あまり知られていないかもしれませんが、ワシントンダレス(IAD)空港のあるバージニア州は、全米第5位のワイン産地なのです。トラベルマスターの皆さん、出張でもバカンスでも、ここを訪れる(もしくは経由する)機会がありましたら、是非とも寄り道をしてみて下さい。ワイナリーは、非日常感に溢れ、雰囲気もとってもいいですので、ワイン好きの方以外でも楽しめると思います。おすすめです。

成田空港春の装い

成田空港も春の装いとなりました。

トラベルマスターズのみなさん、こんにちは。
一都三県は緊急事態宣言の延長期間中ですね。まだまだ自由な旅の日々は遠くにあるようです。
成田空港第2ターミナルは、春の装いとなっていますが、肝心なフライトがほとんどありません。今回も、回想版での走り書きとさせていただきます。

僕の旅の楽しみ方。What I am doing on my travel.

旅、それがもし短期の出張であったにせよ、楽しみにしている事ってありますよね。その楽しみは、人それぞれ違うとは思いますが。僕の場合は、人と会って語らう事、飲む事、食べる事、そして観光スポットではない「普通の街や市場あたり」を予定も立てずにぶらりとする事。あとは、ちょっぴり良いホテルに泊まって日常とは違う「良い時間」を過ごす事、でしょうか。
トラベルマスターズのみなさんは、いかがですか?

そんな中、今回は「飲む事」の情報共有です。僕のお気に入りの、ワシントンDC郊外・バージニア州に点在する、素敵なワイナリーを走り書きで共有させて戴きたいと思います。

これは完全に受け売りではありますが、この辺りのワイナリーは、元々はDCで働くエリートさんたちの道楽がきっかけであったそうです。エリートさんたちは、今も昔も平日はDCに勤めてハイレベルな仕事をこなし、週末は家族と共に、DCからも比較的近く、このワイナリーの点在するバージニア・エリアのウイークエンドハウス(別荘)や、もしくは大西洋側の港町で優雅にヨットで過ごすのだそうです。別荘でのお楽しみは、乗馬とワインなんだそうな。なんとも、素敵じゃありませんか。
確かに、金曜日の午後に郊外へ向かうハイウエーと、月曜日の朝のDC方面行きの渋滞はものすごいモノがあります。

IAD空港からレンタカーを手配したら、是非とも訪ねてみて下さい。この「道楽が発端のワイナリー群」へ。空港から西へ30分ほどでLeesburgのワイナリー・エリアにびっくりするほど簡単に到着することができます。

ヴィオニエとカベルネフラン。Viognier and Cabernet Franc.

Leesburgエリアのどこのワイナリーでも、オーナーがとても拘ったブレンドを自慢(道楽ですので)に、手軽にたっぷりとテイスティングさせてもらえます。それがとっても安くてボリュームもたっぷりなんです、どこも。大体$20ほどでたくさん試させて貰えます。

もちろんブレンドも秀逸ですが、このエリアでとてもイケてるワインとなると、白ではViognier、赤ではCabernet Flancが代表作なのだそうです。フランスから持ってきた苗が、このバージニアの土に合っていたんだと、オーナーたちは自慢げに話してくれます。

トラベルマスターズのみなさんをはじめ、白ではChardonnay、赤ならCabernet Sauvignonにすっかり慣れてしまった僕たち日本人の舌にも、とっても「うん。これ、なんかいい。ウマい。和食にも会うモノが結構ありそうだ。」と感じさせてくれます。僕も大好きです。特にViognierですかね(ワイン話になった時、Viognierが好きとか言うと、上級者扱いされたりしますよ)。

葡萄畑の広がり。Stone Tower Winery.

さて。では、おすすめ1軒目。
Stone Tower Winery です。
ここへのアプローチも牧歌的で、どこまでも続くなだらかな丘の上に広がる素敵なカントリーロード(本場はお隣のウエスト・バージニアですが)です。おそらく、ここはこのエリアでは一番規模が大きく本格的なワイナリーになるのではないでしょうか。
オーナーは街の名士だそうです(繰り返しますが、ワイナリーはあくまで道楽だそうです)。

Stone Tower Winery

Stone TowerのTasting Roomの様子です。この窓の向こうに葡萄畑が大きく広がります。

僕も大好きで何度か訪ねています。ワインの完成度もさることながら、Tasting Roomからの葡萄畑の大眺望に驚かされます。IAD空港からそう遠くもないのに、ここへやってくると、別世界というか、非日常的な特別感でいっぱいになります。

そしてワインはここでもやはり、ViognierとCabernet Francですね。
上品なViognierは、某スターアライアンス系航空会社のFirst Class Selectionに上がったとか。詳しくはHome Pageを見ていただければと思いますが、季節ごとにリリースされるこだわりの高級ラインアップのブレンド物も秀逸です。あと、僕的には一番初めにテイスティングするChampangeが、とっても舌触りもよく優しいながらも、忘れられないしっかりとした風味があり、とても気に入っています。ついつい買って帰ることになってしまう逸品です。

なお、こちらのピクニックエリアでは、酒類以外は持ち込み自由ですので、Leesburgに向かう途中のデリカテッセン(Route 7のWegman’sあたりがいいですかね)で、こだわりのチーズや生ハムを調達して向かえば、とっても優雅で素敵なひと時が過ごせること間違いありません。

リビングルームでテイスティング。Zephaniah Farm Vineyard.

続いて、車ならStone Towerから田舎道を10分ほど走った先にある、Zephaniah をご紹介させて戴きます。この2件をはしごするのが、スケジュール的に(酔い具合的にも)ちょうどいいかも知れません。

Zephaniah

Zephaniah – こちらのリビングルームでほのぼのとテイスティングします。

こちらは、とっても家族的なワイナリーです。週末のみのオープンで、テースティングは暖炉のあるリビングルームでさせてもらえます。親戚の家にでもお邪魔したかのような、あったかな雰囲気の中、DCにてテレビ関連の仕事がメインのオーナーご自慢のスペシャル・ブレンドが楽しめます。

船乗りがご先祖と言うことで、ワインにそのような海の香りのする名前がつけられているのが特長的です。こちらでの僕の一押しは、Steamship Whiteか、やっぱりViognierですね。いろいろな和食にも素敵にマッチします。赤ならThree Captainsですかね。どうぞ、ごゆるりと。

オーナーはかつて横須賀に住んでいたことがあるらしく、とっても日本贔屓で、日本とワインの話で持ちきりとなること間違いなしです。テイスティングの後、お土産用にまとめて数本買う際には、是非とも割引をお願いしてみて下さい。きっと、いいことありますよ。
「Could I have some special discount if I buy 2 or 3, or waive tasting’s ?」

Zephaniah's

ZephaniahのViognierです。シンプルなラベルが、またいい味です。

他にも素敵なところはたくさんありますが、微妙に距離が離れているため、「旅の寄り道」と言うことであれば、余り欲張らない方がいいかも知れません。興味があれば、ググってみて下さい(Leesburg, VA Winery)。
いいところがたくさん見つかると思います。

帰りに小腹が空いたら。On the way back…

ワイナリーを満喫して、IAD空港エリア、もしくはワシントンDC方面へ戻る際、もしお腹が空いているようでしたら、帰り道にローカル・アメリカンな食事でも如何でしょうか?

ランチでしたら、この地域ナンバー1で、全米でトップ10入りが常連のMELT groumet cheeseburgersに是非。値段はとってもリーズナブルですが、全て手作りで、バッチリ味のあるアメリカンなバーガーが楽しめますよ。イメージ通りのモノが出てきます。
バンズを野菜に変えた糖質オフメニュー「The Bunless Burger(これがまた、お皿に野菜てんこ盛りの上にどっしりとしたハンバーグで最高!)」もあり、健康を気にされる方にもグッドです。こだわりのチーズのトッピングをお忘れなく。

ディナーならば、Clyde’s Willow Creek Farmでアーリーアメリカンな雰囲気を楽しんでみるのがいいかもです。Barエリアでは、カジュアルながらもゆったりとした時間を楽しむことができます。お得なハッピーアワーもあります。
そして、Dinner Areaでは本格的なコース料理が楽しめます。地元のシーフード(クラブケーキなど)もグッドですが、肉好きなら、Bone-in Cowboy Ribeyeを是非チャレンジして下さい。
感動モノです。

ちょっとした「旅の寄り道」の話がずいぶんと長くなってしまいましたので、今日のところはこの辺で。

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